食事をするとき、洋服を買うとき、日用品を買うとき、我々は目的に応じたお店に行きます。そこでは商品、メニューを中心に見るのですが、お店の雰囲気やセンス等も無意識のうちに観察します。その良しあしでお店に対する印象は変わってきます。お店を印象付けるものとしては店員の接客態度やBGM、その他に内装やディスプレイがあげられるでしょう。 成功しているお店は扱っている商品はもちろんですが、それ以外の要素がうまく絡み合いお客様に居心地の良い空間を演出しています。どれか一つが描けていたり、調和がとれていないと居心地の悪い空間になってしまいます。 お店は売り主からお客様へメッセージを伝える大切な媒体なので、それを構成する要素には必要なメッセージ性を持たせいきたいものです。

お店のアクセント、雑貨ディスプレイ

 お店を構成する中でディスプレイは重要です。ちょっとした雑貨ディスプレイをうまく活用すれば大きな手を加えることなくお店の雰囲気も格段に変わります。 雑貨ディスプレイですが、必ずしも高価なものである必要はありません。要は似合っていればいいのです。高価なものでもお店に不釣り合いなものでは逆効果になります。 例えばディスカウントストアーで高価なディスプレーを置いてもお客様は戸惑うでしょう。薄利多売の中で保管に手間暇のかかるものを置いても負担がかかります。逆もしかりで高級品販売のお店にチープな物を置けばお客様は店舗から出されるメッセージに戸惑いを感じます。和風のお店に洋風の雑貨ディスプレーを置いたりするように、奇をてらうのもいいですが、センスが求められますし、説明がつかないとお店からのメッセージがボケてしまいます。 このように雑貨ディスプレーを扱う場合にもただ置くのではなく調和性、メッセージ性には気を付けましょう。

雑貨ディスプレーは衣替えで魅力度アップ

 お茶の席では演出するものとして掛け軸、茶花、お菓子などがあります。これは非常に季節性を大切にしていて、亭主がお客をもてなすための重要なツールとなっています。普通、お花は長く咲く方がありがたいものですが、お茶の世界では逆でその時だけ咲いている花の方が、一期一会の精神に合致していて珍重されます。 雑貨ディスプレーも同様で、一度おいてそのまま変わらず埃をかぶらせているようでは、置く意味がありません。よく行くお店では3月には雛人形のディスプレーが置いてありました。聞くと店主の奥様が用意しているそうで、次行くときには何に代わっているのかという楽しみが出てきます。このように工夫次第ではお客様との対話のきっかけにもなりますので、ぜひうまく活用してみてはと思います。